屋根塗装に足場が必須な3つの理由
1 安全確保のため、労働安全衛生規則で規定がある
厚生労働省が定める「労働安全衛生規則」では、2m以上の高所作業の際は安全な足場を設ける必要があると定められています。
なぜなら、作業者の安全を確保するためです。
一般的な2階建ての住宅であれば、屋根は6~8mの高さになります。
(平屋でも3~5mが平均です。)
これだけ高いところの作業で、しかも屋根は勾配がありますから、ちょっとでも足を滑らせてしまえば重大な事故は避けられません。
さらに、塗装工事は10~20kg程度の塗料缶を片手に持ちながらの作業になります。
そんな重たいものをもっていてはバランスが取り辛く、はしごで登るだけでも危険です。
小分けに持っていこうとしても、何度も何度も地上と行き来する必要があるため作業効率が非常に悪くなります。結局日数がかかり、工事費用は増える可能性があります。
足場があれば万が一足が滑ってしまっても、落下する前に掴む場所があります。
また、足場の周りに張るメッシュシートも落下防止の役割を果たしています。
せっかく家を綺麗にしようと思ったのに、そのせいで悲しい事故が起こってしまっては台無しですよね。
職人さんの安全のため、ご自身にとって安心の工事にするためにも、足場は必ず設置しましょう。
2 近隣に水、塗料が飛散してしまう
足場がないまま塗装すると、近隣トラブルを起こす危険があります。
なぜなら、塗装前に必須である高圧洗浄はどうしても水しぶきが飛んでしまうからです。
塗装中もハケやローラーの手作業でも塗料の飛散が必ず発生します。
足場の周りに張り巡らすメッシュシートは、この水や塗料の飛散防止になるものです。
ないまま塗装してしまうと、ご近隣の壁や車を汚してしまい、大きなトラブルになりかねません。
これからも長く住むために塗装をするのに、ご近所の方とぎくしゃくしてしまっては大変です。
気持ちよく工事を進めるためにも、必ず足場を設置しましょう。
3 不安定な中の作業で品質が落ちる
足場なしで無理に屋根塗装しようとすると、品質が非常に悪くなると考えておきましょう。
なぜなら、高くて傾斜もある屋根の上では職人さんは身の安全を守ることに気が行ってしまい、手元の作業には集中できないからです。
集中できなければ塗装にムラが生じたり、端の手の届きにくいところはさっと色だけ付けて終わらせてしまったりする可能性もあります。
せっかく塗装したのに施工不良で、数年後すぐやり直さなければいけなくなったら、結局費用がかかって意味がありませんね。
どんなに経験あるベテラン職人であっても、いつ強い風が吹くかも分からない屋根の上では、完璧な作業をすることはできません。
職人さんにより良い工事をしてもらうためにも、足場は省かないようにしましょう。
福岡、北九州で足場設置をお考えの方は株式会社フィールドへご相談ください。